1.そもそも、なぜ受信ボックスが整理できないのか?
実はなぜ受信ボックスを整理できないかは、その人と話をしたときに理由が分かりました。具体的には次のような場面を想像してみてください。さぁ、このメールは返信したからアーカイブしておこう。 このメールも読んだのでアーカイブしておこう。
そこに電話が入ります。
「さっき送ったったメールなんだけど、ちょっと説明したいので開いてください。」 「えっ!ちょっと待って。えーっとさっき受信したメールは…」
こんなことは頻繁にあります。 このときに「件名を入れて検索する、誰から来たメールか検索するなどしてメールを開きましょう」ということなんですが、いちいち検索しないとメールが出てこないのが面倒だということになります。 検索しなくても「すべてのメール」を開けばいいということもありますが「すべてのメール」を開くには「もっと見る」をクリックしてスクロールしないと開けないですし、重要ではないメールや未読のメールもすべて一覧されるので、ここから目的のメールを探すのは面倒です。 つまり、ワンクリックで「読んだメールの一覧」が出ないことが受信ボックスを空にしたくない(できない)というのが大きな原因のようです。2.既読のメールを見る
となれば既読のメールを簡単に検索することができればアーカイブして受信ボックスを整理することに抵抗がなくなるはずです。 「そこがGmailのいいとろで簡単に検索できます」というのですが、まずこの検索方法を知っている人はあまりいないこと、マウスで行うと以下の4回ものクリック操作になります。①検索オプションをクリック ②検索ボックスをクリック ③「既読」をクリック ④「検索」をクリック
「いや、検索演算子で一発でできます」という話もありますが検索ボックスに「is:read」と入力してEnterキーを押す必要があります。 つまり「簡単」に検索できるといっても、ワンクリックではなく、かなり操作が必要だし覚えるのも面倒なので、あまり普及しないのも当然といえば当然です。3.ワンクリックで既読のメールを見る
私自身はキー操作が苦にならないので「/is:read」と入力して既読メールを検索しています。Gmailのショートカットキーを有効にしていると「/」でメール検索ボックスにフォーカスが入るので、続けて「is:read」と入力すればすぐに既読メールの一覧を表示できます。 が、このような操作は「覚えられない」「キー入力が面倒」ということで、一般的には受け入れられません。そこで、何か良い方法はないか試したところ、以下のような簡単な方法を見つけたので紹介します。 これはGoogleでは多くの画面に当てはまるのですが、それぞれの画面にはURLがありますので、それをブックマークに登録すればワンクリックで特定のGoogleの画面を開くことができるのではないかということです。具体的に今回の既読メールはURL欄を見ると https://mail.google.com/mail/u/0/#search/is%3Aread となっています。「/u/0」は複数アカウントでログインしているときの順番で「0」は最初のアカウントという意味です。複数アカウントでGmailを利用している場合は、この番号が変わりますので注意してください。 後ろの「#search/is%3Aread」という部分tが既読メールを検索することを指示しているので、これを下図のようにブックマークバーに設定すれば、このブックマークをクリックすることによりワンクリックで既読メールの一覧を表示できるようになります。