全てのキー操作が本当に34キーだけで可能なのか?

ホームポジションキーパーを使い始めて5ヶ月以上が経ちました。

私は、毎日ホームポジションキーパーを使っているので、もう体の一部のように感じています。

さて、ホームポジションキーパーの狙いとして「全てのキー操作をホームポジションで可能にする」としていました。

私の場合は、「純粋なホームポジション」である、3×10の30キーに左右のShiftキーとSpaceキー、および変換キー(数字入力のため)の34キーしか使わなくなりました。

では、実際にどのような入力になるのか、できるだけ分かりやすく紹介してみようと思います。

1.使用する34キーについて

使用する34キーは以下の通りです。

(1)純粋なホームポジションキー(3×10)

qwertyuiop
asdfghjkl;
zxcvbnm,./

の30キー

(2)Shiftキー(左右2つ)

シフトロック機能を使えば、使用しなくても良いのですが、さすがに入力効率を考えるとShiftキーは必要になります。

(3)Spaceキー

このキーはホームポジションキーパーではなくてはならない修飾キーとなっています。

(4)変換キー

このキーを使うのはUSキーボードにはないのでホームポジションキーパーのコンセプトから少しはずれます。

しかし、数字キーを使わなくて良いというメリットは思ったより大きく、私にとって、今ではなくてはならない機能です。

USキーボードの場合は「Altキーを数字シフトキーにする」をOnにしておけば、同じように操作することができるようになります。

 

以上の34キーが今回しようするキーとなります。

2.キー入力の視覚化

実際にキー入力している状況を動画で記録しても、結果しか見えないので、どのようなキー操作をしているかを視覚化する必要がありました。

今回はそのために2つのソフトを使うことにしました。

似たような作業をされる方の参考になればと思います。

(1)見えるキーボード

画面上にキーボードとマウスを表示して、どのキーが押されたかを色を変えて表示するソフトです。

似たようなソフトはいくつかありましたが、ホームポジションキーパーを使うと全く表示されなくなるものばかりでした。

「見えるキーボード」でも通常入力(AからZ)は表示されませんでしたが、スペースキーとの組み合わせの操作は視覚化できたので、このソフトを使うことにしました。

また、表示するキーの色をカスタマイズすることができたので、使用する34キーは青で表示し、使ってはいけないキーは赤で表示することにしました。

つまり、赤い色のキーが表示されたらそれは34キー以外のキーを押したことになるので、分かりやすいと思います。

 

(2)Orakuin

実際に押されたキーは「見えるキーボード」で表示しますが、ホームポジションキーパーでは、Spaceキーとの組み合わせで様々なキー操作をするようになっています。

たとえば、頻繁に使用するカーソルキーは以下のような組み合わせになっています。

←(Space+H) ↓(Space+J) ↑(Space+K) →(Space+l)

このような入力をされたときに、カーソルキーの機能が入力されたことが分かるようなソフトを探してみました。

色々なソフトがありましたが、「Orakuin」というソフトが一番分かりやすい表示なので使うことにしました。今回の説明にぴったりのソフトです。

3.入力デモ

サンプルで使用するのは、できるだけ実際の入力操作に近づけるために、ホームポジションキーパーの実際のソースコードの一部を入力するところを紹介します。

入力するプログラムは以下の通りです。

if(ContF=1){
OChar:=”^” . OChar
}

if(AltF=1){
OChar:=”!” . OChar
}

if(WinF=1){
OChar:=”#” . OChar
}

このように、日本語を入力するローマ字入力の場合とは違い、記号を入力する頻度が非常に多くなり、しかも記号キーは入力しづらい位置になるので、ホームポジションキーパーにより全て34キーの範囲で入力できるのは、とても楽に操作できます。

また、実際のプログラムでは、このように似たようなコードの繰り返しが多くなるので、単に入力するだけではなく、範囲選択、コピー&ペースト、カーソル移動、Backspace、Deleteなど総合的な操作をスムーズに行う必要があります。(タッチタイピングにまつわる誤解

また、プログラムでは今回の例にあるように、以下のような対になる入力が多くなります。

(1)括弧 ( ) { }

(2)ダブルコーテーション ” ”

このような入力もホームポジションキーパーでは簡単に入力できるようにしています。

では、実際の入力がどのようになるか動画で紹介します。

機能キーの説明のところでは、動画を一時的にとめて解説していますが、それ以外はリアルタイムに入力したものを使用しています。

下側に配置した「見えるキーボード」で、ホームポジションキーパーでどのようなキーを押しているかが分かります。

右側の「Orakun」では、ホームポジションキーパーにより変換されたカーソルキーやBackspaceなどの機能が表示されます。

本当に34キーだけで、記号入力やカット&ペーストができてることが分かると思います。

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