以前「入力の効率化について」というタイトルで、スニペットツールの紹介をしました。私は、ここで紹介したPhraseExpressというツールを毎日使っており、かなり入力効率が上がって助かっていますが「知る人ぞ知る」というツールでなかなか普及していないようです。
その理由は
1.英語のソフト
ドキュメント、インターフェースが英語であることが日本で普及しない最大の理由だと思います。
2.多機能
通常は多機能であることは良いことですが、単に素早く単語を挿入したいだけの場合は、さまざまな設定やオプションがあることは「面倒」というマイナスになってしまいます。
「User Guide(ユーザーガイド)」だけで30ページを超すマニュアルを読み込んで活用するのは、かなりハードルが高いと思います。
3.日本語対応
上記の「多機能」と関連しますが、英語を入力することを前提としていますので「区切り文字」など日本語では不要な機能がかなりあります。
これが、逆にうまく「発動しない」問題になってしまいます。
4.ライセンス
一応フリーで使えますが、一定期間毎に有料ライセンスへのお誘いが表示されます。
そこで、日本でも普及しやすい「スニペットツール」(テキストエクスパンダー)を目指してフリーソフト「Daigo」を開発しました。
PhraseExpressから機能をかなり絞り込み設定を簡単にし、日本語入力に特化したスニペットツールになっています。
1.日本語のソフト
ドキュメント、インターフェイスは全て日本語です。!(^^)!
2.単機能
単にすばやく単語を挿入することだけに特化しています。したがって単語登録は非常に簡単なテキストファイルの編集のみで、確実に発動させることができます。
3.インラインの挿入単語表示
これは他のスニペットツールには無い「Daigo」独自の機能です。トリガーにマッチすると、挿入される単語が反転してトリガーの後に表示されます。
動画で動作を見て下さい。
Ap がトリガーで「アプリケーション」が挿入される単語です。
次はPgがトリガーで「プログラム」が挿入される単語です。
次にAppleと続けて入力すると「アプリケーション」は自動的に削除されて「Apple」が入力されています。
トリガーと挿入候補単語が分かりやすく表示されますし、「確定」や「続行」の操作が簡単です。
すでにバージョンアップの開発が進んでおり、以下の機能を強化する予定です。
1.日付入力
「2017年12月5日」「2017年12月5日(火) 」「平成29年12月5日」など、当日の日付を挿入できます。
特に和暦に対応しているものは少ないと思います。
2.複数行入力
単語に{Ent}を入れると、そこで改行します。
3.カーソル指定
単語に{c}を入れると、単語挿入後、そこにカーソルが移動します。
近々ドキュメントを書いてバージョンアップします。