ホームポジションキーパーV2.1が公開されました。以下、簡単に主な変更点を説明します。
1.スペースシフトの操作性向上
ホームポジションキーパーは、スペースキーを押しながら他のキーを押すことにより様々な機能を発動するようにしています。
一方、スペースキーを押して離すだけだとスペースを出力するという方法で、スペースキーに2つの役割を持たせています。
これはこれで、効率のよいキー割り当てになっているのですが、一つ問題がありました。何か操作するつもりでスペースキーを押してしまい、やっぱり何もしたくなくなった場合に、スペースキーを離すことにより、スペースが挿入されてしまいます。
この「気が変った場合」に対応するため、一定時間スペースを押し続けるとスペースを出力しなくしました。
デフォルトは0.8秒に設定してますので、スペースを出力するには比較的早くスペースキーを押して離さなければなりません。
2.設定変更をしやすくメニュー化
これまでは、設定変更をするためにはiniファイルを編集して再読込をしなければなりませんでしたが、それをトレイメニューの右クリックから「設定変更」またはSpace+Cでメニューを呼び出すことにより、ON/OFF関連の設定が簡単に変更できるようになりました。
特に、複数のタイプのキーボードを使い分ける必要があるときは簡単に設定を切り替えることができるので便利になったと思います。
3.40%キーのバグ修正
(1)VORTEX CORE
VORTEX COREは、「/」キーが無く、その位置に右シフトがあります。それでVORTEX COREを使用する設定の場合は右シフトを「/」キーにするつもりでしたが、間違えてUPキーを「/」キーにしてました。
今回に修正で右シフトを「/」キーに割り当てるようにしました。
(2)Magicface 49-key
Magicface 49-keyでは右シフトが中央よりになっており、そのキーを数字シフトに割り当てるようにしました。
その場合、右シフトキーが無くなるのでUPキーを右シフトに割り当てる予定でしたが忘れていました。
今回の修正で、UPキーを右シフトに割り当てました。
4.ローマ字単打改良
ローマ字単打時にLキーは小さいカナを入力するために必要なので何も単打の割り当てをしてませんでした。ローマ字単打に一定時間経過すると単打を仮確定から確定にする機能を盛り込んだのでLキーにも何か割り当てることが可能となりました。
そこで入力頻度の破格的高い「ー」(長音)を割り当てました。
5.マウス拡張
ホームポジションキーパーは、キー操作を向上させることが目的で、マウス操作については何もする予定はありませんでした。
しかし「Spaceキーによるキー機能拡張」ということであればマウスにも同じことが可能ではないかと考えました。そこでよく使うマウスの機能をSpaceキーを押しながら操作することにより、以下のように拡張しました。
・Space+左ダブルクリック
「最大化」および「元のサイズに戻す」をトグル(交互に)行ないます。ウィンドウの右上の小さなボタンを押さなくても、ウィドウのどの場所でも操作できます。
・Space+左ドラッグ
ウィンドウをドラッグします。ウィンドウのタイトルバーに限らず、どの場所でも操作できます。
・Space+右クリック
ウィンドウを最小化します。ウィンドウの右上の小さなボタンを押さなくても、ウィドウのどの場所でも操作できます。
ちょっとした操作性向上ですが、思ったより便利です。
最初に公開したV1.0からするとだいぶ機能が増えてきました。
今後も操作性向上について良いアイデアがあれば機能を充実させていきたいと考えています。
はじめまして“life262”です。
ベクターでホームポジションキーパーのレビューを拝見し少し使ってみました。
よく考えられた素晴らしいソフトで驚きました。
現在同種の自作ソフトを使っているので、しみじみ思います。
いざ試用してみると矢印キーの配置が“HJKL”なので思いのほか疲れました。
[Bs]はHキーに移動して、矢印キーは“IJKL”に変えるというのは無理でしょか。
設定で“IJKL”に切り替えられるようにしても問題はないと思うのですがどうでしょう。
多くのキーボードでは少し右に目をやると矢印キー配置が実物で出ていて覚えやすいです(笑)
Hpkを参考にして自作ソフトに数字・記号モードモドキをつけてみました。
修飾キーは左右の親指で押せるように無変換からスペースに変えました。
しかしスペースキーがリピートしなくなっても誰も気づきません。
何年も前から無変換キーを押すとIMEoffになるけど何も言ってきません 。
「タッチタイプ?何それおいしいの?」という人や“打つのが鬼のように早い人”には使えないというか使わないソフトなんですね。その中間に位置する大多数の中のタッチタイプに関心があり余裕がある人が使うと思います。
同じパソコンで同じファイルを共同編集する人が複数いるのですが、パソコンに堪能でない方にキー操作が楽になっていいよと声をかけると「便利なのはわかるが今はそれどころではない」という反応が返ってきたことがあります。
タッチタイプが出来るようになりたい人や出来るが同種のソフトをまだ使っていない人たちには一番におすすめしたいです。
PS. [Space ]+A+E,R,V,Bのロックですが、 [Space ]+E,R,V,Bの“連打”で出来てもいいと思います。
life262さん
コメントありがとうございました。
正直、ここまで作るまでは、かなり苦労しました。
マニアックなソフトなので、理解していただける人は少ないだろうとおもっていました。
さて、キーの配置ですが、次のバージョンでは思い切ってフルカスタマイズできるようにしようかと考えています。
個人的にはこれでいいのですが、多くの人に使ってもらおうと思うとキー配置をフルカスタマイズできるようにすることは大きなポイントだと思います。
また、ロックを連打でやる方法、こちらのほうが操作しやすそうですね。
こちらも次のバージョンでトライしてみます。
どちらも実装可能だとは思いますが、少し時間がかかりそうです。
頑張ってみます。
life262さん
キーのカスタマイズは思ったより実装が簡単で、「a」のスーパーシフト以外のアルファベットは「keymap.ini」で自由に変更可能になりました。
「a」だけは、特別な動作をするので、少し時間がかかりそうです。
とりあえず、マニュアルを書いてリリースの準備に入ります。