ホームポジションキーパーの大幅なバージョンアップを行ないました。
以下、その主な内容について紹介します。
1.ローマ字互換単打
このブログで何回かローマ字互換単打の開発について書きました。ホームポジションキーパーとは違った「日本語入力の効率化」が狙いなので、別ソフトにしようかとも思いましたが、大きくは「キー入力の効率化」という最終的の目標は同じなので実装することにしました。
他の日本語入力効率化と比べて学習コストは低いので、是非トライしてみて下さい。
初期設定ではオフにしていますので、iniファイルで「Tanda」を1にして有効にして使います。
私がよく使うパターンは
「よろしくお願いします」(yorosconegqsmf)
「することにしました」(frpyvsmst)
などです。
2.数字シフト機能
これは、40%キーボードへの対応が狙いだったのですが…
普通のキーボードでも充分使えます。というより、数字キーはタッチタイピングできないことはないのですが、どうしてもミスタッチが多くなります。
むしろ、数字シフトするほうが、確実性は高まります。(速度はやや落ちるようです)
私は、Magicforce 49-keyのときに右シフト(右親指の位置)でシフトしているので、通常のJIS配列のキーでは「変換キー」を数字シフトに使っています。
特に「”」や「()」は非常によく打ちますので、数字シフトにした方が、確実に入力できるようになったと思います。
また、数字シフト機能を使っても、通常の数字キーと使う指は全く同じですので、ホームポジションキーパーを使わないときも迷うことはありません。
数字キーを含めた4×10を「ホームポジションキー」、数字キーを含まない3×10を「純粋なホームポジション」とすれば、今後は純粋なホームポジションを基本として開発を続けようと思います。
これで、VORTEX COREやMagicforce 49-keyなどのキーボードも基本的には使えるのですが、それらのキーボードには、特殊な配置があるので対応が必要となりました。
3.特殊キーボードへの対応
(1)VORTEX CORE
VORTEX COREのキーボードには「/」キーが無く、その位置には右シフトがあります。シフトキーが無くなるのは痛いですが、右シフトを「/」に割りつけられるようにしました。
最もVORTEX COREは、キーをある程度変更できるようですので、要望があれば別のキーに割り当てることも考えようと思います。
(2)Magicforce 49-key
こちらのキーボードは私も持っていますので、検証しながらサポートしていきます。また、このキーボードはキー配置を変更できないので、ソフトでカバーするしか方法はありません。
まず、Enterキーが「;」の位置にあり「;」キーはありません。偶然ですがホームポジションキーパーもソフトで同じことを実現しています。つまりEnterキーをホームポジションで入力しやすくするという考え方です。
「;」の位置に本来のEnterキーがきましたので、Enterキーに「;」を割り当てました。まが、右シフトキーが、スペースキーを分断して右側のキーに配置されました。これを数字キーに割り当てたいので、本来の右シフトが無くなります。そこでホームポジションキーパーでは使用しないUPキー(↑)を右シフトに割り当てました。
今後も、特殊なキーボードが出てくるでしょうから、将来はユーザー定義できるようになればと考えています。
これらのキーのサポート部分でバグがありましたで、近々バージョンアップで修正します。