RGTの実装をして、使用している間に、いくつかの改善点が出てきました。
1.未確定状態を確定にする方法
未確定状態とは、KGTのキモである、後から打ち変えできる状態のことです。
前の記事で書いたように、未確定状態では、例外があり確定状態にする必要がある場合があります。
最初は、確定状態にするには、元のローマ字をそのまま入力すればよいと単純に考えてました。
しかし、実際に入力していると、これが大きな負担になることが分かりました。
いくつかのキーは、入力効率のため、元のアルファベットと無関係な単打を割り当てています。
例えば「P」には「こ」を割り当ててますが「こうか」と入力するために「P」を打鍵した後、次に来る文字が「U」である母音なので「U」を入力すると「ぷ」になってしまいます。
ここで「P」を削除して、改めて「KO」と入力し直すのは、あまりにも操作が煩雑でとても実用的とはいえません。
したがって、未確定状態を確定するのを1打鍵で行ない、できるだけ単打を活かすことにしました。
確定状態にするのは、句読点の入力時、Enterキー入力時など、いくつかのタイミングで自動的におこなっていますが、明示的に指示する必要がある場合にどうするかが問題となりました。
いずれにしろ、通常のキーを使用すると単打や通常入力への影響があるので、ホームポジション内で使用できるものとしてEnterキーを使用することにしました。Enter自体の入力はEnterを2回入力することにしました。
少しずつ、使用を変更して単打を学習しながらの入力なので、この文章を書くのも大変ですが、次第に慣れてきています。
2.単打追加キー
通常のローマ字の延長で定義したキー以外に、以下のキーを割り当てました。
P:こ F:と J:の Z:て X:っ C:く V:に B:な /:も
どれもカナとして、出現頻度の高いものを選択しましたが、覚えるのはやはり大変です。
これから、毎日使っているうちに覚えていくのでしょうが、まだまだ時間がかかりそうです。
しかし、単打が効率良く入力できるときは、とても軽快で慣れれば相当便利になるかもしれません。
たとえば「しかし」「しました」「でした」「たしかに」「こまること」などは、全て単打で入力できるので気持ちいいです。