理想のキーボード環境を求めて(13)

・日本語入力の壁
タッチタイピングとは関係無いですが、日々の業務効率と大きく関連するのが日本語入力です。

この日本語入力については、2つの課題があると考えていました。

(1)IME状態が分かりにくい
今、日本語入力状態なのか、直接入力状態なのかが分かりにくく、入力しだしてから慌ててIMEを切り替えるといったことを経験している方も多いのではないでしょうか?

そのために、IMEの状態表示を改善するフリーソフトはたくさんありますが、私自身はいずれにせよ、入力している場所から離れているか、入力している場所に表示されるけれど、それがかえって邪魔に感じるかどちらかでした。
もっと自然に確実に分かる方法はないかとずっと考えていました。

(2)ローマ字入力の限界
おそらく、今多くの人はローマ字入力で日本語を入力していると思いますが、入力効率という面では、必ずしも最善とはいえません。
その結果、世の中には親指シフトをはじめ、さまざまな日本語入力方式が考えられています。

この2つの課題は、ホームポジションで全ての操作をするといったこととは別の課題ですが、今回のツールで解決しようと考えました。

まずは「IME状態が分かりにくい」という問題については、どうしたいかは構想はありましたが、実装方法が分からずあきらめていました。

アイデアはシンプルで、IMEの状態に応じて、画面全体の色を変えるということでした。
これならば、目線がどこにあろうが見逃すことはありませんし、邪魔になることもないと考えていました。
ただ、画面全体の色を変更する方法が分かりませんでした。

今回、ツールを見直すにあたり、改めて調べてみると画面全体の色調を変更するソフトはいくつかあるので、技術的には可能であることが分かりました。

調べてみた結果、その方法はウィンドウを半透明にして常に最前面にし、クリックスルーにすれば、擬似的に画面全体の色調を変更することができるというものです。

当初は、IMEの状態に応じて画面全体の色調を変えていましたが、どの窓の入力状態であるかを明確にするために、最終的にはフォーカスのあるウィンドウの色調のみ変更することにし、さらに分かりやすくなったと思います。

使ってみると、まずIMEの状態については間違うことはなくなり、快適な日本語入力ができるようになりました。

 

 

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