今更ながら仮想デスクトップ

1.仮想デスクトップについて

まず、最初にお断りしますが、ここでの「仮想デスクトップ」とは、Windows10やWindows11に標準の機能として提供されているパソコンのデスクトップ環境を拡張することを言います。おなじ「仮想デスクトップ」という言葉でデスクトップの仮想化を意味することもありますので混乱することがありますので注意が必要です。

2.仮想デスクトップ機能は不要?

さて、この仮想デスクトップの機能ですが、私は普段パソコンを使うときは1920×1080のディスプレイを2つ並べてマルチモニターで作業しています。ですからよほどのことが無い限り作業に必要なウィンドウは同時に表示できるので仮想デスクトップの機能は必要ないと考えていました。そんなとき、仮想デスクトップの機能説明の記事を読み、これはうまく使えばかなり役に立つのでは?と思い1ヶ月ほど使ってみました。

3.結論 もっと早く使うべきだった

使い始めて、思ったよりもはるかに便利なことが分かり、なんでもっと早く使わなかったのかと後悔しました。私は普段、3種類の作業を行うのですが、それぞれの作業ごとに使うウィンドウのセットが異なります。これまでは、必要なウィンドウを作業のたびに最小化したり元のサイズに戻して適当にウィンドウを配置して使っていました。それが、この仮想デスクトップだと当たり前ですが、瞬時にウィンドウのセットを切り替えることができ、ウィンドウ操作の回数をかなり減らすことができました。仮想デスクトップの切替はショートカットキーで行えるので、数回のキー操作でウィンドウのセットを切り替えることができるのは快適です。

4.なぜ使わなかったのか?

こんな便利な機能をなぜ今まで使わなかったのか…

使おうとしたことは何度かありましたが、2つの理由で使うのをあきらめていました。

(1)準備が面倒
仮想デスクトップを必要な数だけ用意して分かりやすいように名前を付ける。それぞれのデスクトップに必要な窓を配置したり壁紙を設定する。これが意外に面倒に感じて最後までしっかりと設定することができていなかった。今回はWebの記事を参考に細かな点まで設定を行った。

(2)ショートカットキーが今ひとつ(だった)
素早く操作するためにショートカットキーは私にとって不可欠です。仮想デスクトップにもショートカットキーは用意されているのですが、ウィンドウを別のデスクトップに移動するなどの操作をキー操作でやる方法が見つからずに嫌気がさした。これらのキー操作できることが分かり、ほぼ全ての機能がキー操作できることが分かったので使う気になりました。しかし、このような情報はなかなか見つからず何度か使うのを断念しそうになりました。(他のデスクトップに移動するのは、仮想デスクトップの画面で、移動したいウィンドウのサムネイルにフォーカスし(TABキーでフォーカス変更)、コンテキストキー(マウスの右クリックに相当するキー)を押すとメニューができます。その中の「移動先」をキーで選択します。

 

ということで、知ってはいましたが使っていなかった仮想デスクトップの機能。もし、たくさんの窓を切り替えて作業しているならば、ぜひ一度使ってみてください。とても便利ですよ。

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