まだ、V2.5が公開されていないにも関わらず、早くも次のバージョンの紹介となりました。
実は、V2.5にバグがあるのが分かり、早く修正しようとしたのですが、そのときに以前より温めていた機能追加の実装をついにできてので、いっそのこと新機能を追加してV2.6にしました。
では、まず動画でその機能を紹介します。
速くて分かりにくいかもしれませんが、以下の機能をキーの組み合わせで行えるようにしています。
(1)アプリの起動
デモでは「Space+A C」でChromeブラウザーを起動しています。この機能により、頻繁に使用するアプリを簡単に起動できるようになりました。
私はブラウザ、ファイラー、エディタ、画像編集アプリぐらいしか起動することがないので、この機能があればランチャーアプリは不要になりました。
(2)複数キーの組み合わせ(ショートカットキー)
ホームポジションキーパーの基本的な考え方では、Ctrl、Shift、Alt、Winなどのキーとの組み合わせによるショートカットは、ホームポジションで操作できるようにするので、組み合わせを覚えてそのまま操作することとしてました。
この方法であれば、他のパソコン環境にいってホームポジションキーパーが無かったとしてもショートカットキーの操作を記憶しているので、そこでも操作が可能になるというメリットがあると考えました。
しかし、頻繁に操作するショートカットが入力しにくいと、やはり操作が遅くなったりミスが生じます。
ということで「もうショートカットキーは覚えたよ」という上級者?のために複数キーの組み合わせを登録できるようにしました。
デモでは、ブラウザーの「戻る」(Alt+←)と「進む」(Alt+→)の操作を割り当てている例を紹介しました。
このショートカットはホームポジションキーパーでも比較的入力はしやすいのですが、それでも Alt+N Space+H で合計4キーの操作になります。
それが今回は Space+A E と3キーで操作できるようになりました。わずか1キーが省かれただけですが、キーの押しやすさもあり、かなり楽になりました。
このデモで紹介している新機能は文字の自動入力です。
(3)文字の自動入力
このデモでは Space+A A で「ありがとうございます。」と入力しています。
このような文字の自動入力は、本来は別のソフト「Daigo」で行うようにしていました。
「Daigo」ではIMEの制御を考慮しているなど、文字の自動入力に特化していますが、ホームポジションキーパーにも簡単な機能を追加しました。
頻繁につかう文字列を登録して使うことをイメージしていますが、本格的な文字列自動入力には「Daigo」が向いていると思います。
文字の自動入力で「改行」やカーソル移動などもできるようにしました。これも本格的には「Daigo」でやると良いのですが、ホームポジションキーパー単独でも行えるようにしました。
SuperShiftの拡張
結局、これらの機能は「SuperShift」として割り当てた「Space+A」という機能が、単独では何もしないという特性があり、それを利用すれば機能をかなり拡張できると思いついたからです。
「SuperShift」はその名前の通り、あるキーの機能を「SuperShift」するためのキーなので、シフトキーと同様に単独では何も入力されないですし、何の機能も働きません。
であれば、SuperShiftのキーを離した後にキー入力することにより、色々な機能を拡張できると思いつきました。
これで、原理的には「Space+A」と全てのキーの組み合わせが可能になりますが、とりあえずはホームポジションの「A~Z」の26文字を組み合わせできるようにしました。
マニュアルを書いて、近々登録する予定です。