40%キーボード(10×3段)への対応 V2.0へ

数字キーを使わず、メインのキーボードがわずか10×3段の40%キーボードが話題になっています。(一部のユーザーでしょうが…)

ホームポジションキーパーは、効率的なキーの組み合わせで10×4段のキーだけで全ての操作を可能とすることを目指しましたが、この40%キーボードにホームポジションキーパーと同じような思想を感じました。
つまり、できるだけ少ないキーの組合せで全ての操作を実現しようという考え方が似ているのです。

しかし、このような40%キーボードは、メーカーにより、それぞれ独自のキーの組み合わせになっていますし、別のフルキーボードと操作方法を使い分けるのは、かなり大変なことになります。

前の記事にも書きましたが、この40%キーボードにホームポジションキーパーが対応できれば、どのキーボードでも同じ操作になるので、とても意義があると考えました。

さて、その実装ですが、数字キーがなくなるということは、結構影響が大きく、限られたキーの組み合わせでは大変難しいことは当初から想定できました。

10個の数字キーには以下の機能が割り当てられています。

1.数字
2.シフトによる数字シフトの記号
3.スペースシフトによるF1~F10のファンクションキー割り当て

合計30の機能が割り当てられています。

最初に考えたのは「Alt」「Win」「変換」「無変換」などのキーを利用することでしたが、キーボードの種類により設定変更が必要になるのが問題になります。

そこで、どのキーボードでも使用できるシフトキーを使うことにしましたが、通常のシフト動作は活かす必要があります。

実際に実装したのはシフトキー単打(シフトキーだけ押して上げる)でキー全体が数字モードに切り替わり、なにか入力すると元の状態に戻る「ワンショット」動作をするようにしました。

うまく実装できたので、ついでに「Space+A」(スーパーシフト)にもワンショット機能を付けました。

これで、一応目的は達成できたのですが、ワンショット動作はやはり多少操作がわずらわしいので、一度あきらめた「Alt」「Win」「変換」「無変換」を利用して、同時押し下げによるシフト動作を実装しようとしました。

どうせ「Alt」「Win」は、ロック機能を使うのでホームポジションキーパーでは不要なキーですし、「変換」「無変換」もホームポジションキーパーではスペースとの組合せで入力するので、これらも不要です。

これらのキーを全て数字モードへのシフト動作にしてしまえば、どのキーボードでも同じ操作になります。
具体的には、一番操作しやすいスペースキーの隣のキーを使うことになります。

1.JIS配列 「変換」「無変換」
2.US配列 「Win」または「Alt」
3.VORTEX CORE 「Alt」
4.Magicforce 49-Key 右Shift

これらを全て実装すれば、大抵のキーボードには対応できます。(他のキー配置あれば作ることになりますね)

実際には、このような機能を実装するのは、とても大変で始めからキーの出力方法を見直して作り変える必要がありまた。

かなりの大改造になりましたが、なんとうまく実装でき、Magicforce 49-keyでも快適に作業できるようになりました。
やはり超純粋なホームポジションの30キーだけで作業できるのはとれも快適です。他の古キーボードでも30キーで操作することになりそうです。(数字キーは使わない)

機能もローマ字単打を含め大きく増やしましたので、バージョンを2.0とすることにしました。

ただ、知らなかったのですが、Windowsキーだけは他の用途にはマッピングできないようです。
どうしてもしたいのであればレジストリを触ることになりますが、レジストリを触らずに、USBからでも簡単に起動できるという特長がなくなるので、Windowsキーへの実装は諦めました。

ドキュメントを書かなければならないので、公開はしばらく先になります。

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