理想のキーボード環境を求めて(4)

  • 事の始まりはWindows10タブレットの外付けキーボード

Windows10のタブレットを購入しましたが、キーボードが小さいので入力用にBluetoothの外付けキーボードを購入しました。(AK-A7726111)
価格の割に軽くて入力しやすいので、中々の評価を得ているキーボードです。

ただ、このキーボードはUS配列なので、記号キーなどを入力するときに混乱することが分かりました。

US配列のキーボードは、若いころミニコンやUNIXの端末を使っていたときの配列で、当時はこの配列に慣れていました。それが、その後PCでJIS配列を長期間使ってきたので、今ではUS配列の記号キーにとまどうことになりました。

このことが、あまり話題にならないのは、普通の文書の場合は記号キーを入力する機会が少ないからだと思います。プログラムを書く人は記号キーを入力することが非常に多いので、この配列の違いには敏感でUS配列とJIS配列のどちらが優れているかの議論がネットでも多く見られます。

そこで、記号を入力するときもストレスを感じないように似たようなキーボードでJIS配列のものが無いか探したところBSKBB22というキーボードがみつかりました。

価格も安く、キーの大きさも十分ですし、軽いのもAK-A7726111と同じで気に入ったのですが…

少し使っていると違和感を覚えました。
それは右シフトキーが「_」キーに置き換わっているということでした。

良いキーボードですが、このキー配置によりネットでも評判を落としています。
タッチタイピングをする人であれば、右シフトキーが重要であることは当たり前です。
左側のキー(A,Q,Z,Wなど)の大文字を入力するのに右シフトがなければ非常に不便です。

では、なぜこのようなキー配置になったのでしょうか?
私が想像するに以下の2つの理由があるのと考えています。

(1)US配列のキーボードの型を流用する
このキーボード、US配列のAK-A7726111と並べてみると面白いことが分かります。キートップの配置と大きさが、全くといっていいほど同じになっています。
つまり、BSKBB22はJIS配列に最適なキーボードを作るというより、US配列の部品をそのまま流用してコスト低減を目指したものと考えられます。
しかし、US配列はJIS配列よりキーの数が少ないという問題があります。
そこで…

(2)「不要な」キーを削る
しかたなく、BSKBB22では、F11,F12を「Fn」と組み合わせたり「¥」キーをファンクションキーの場所に移動させたりと、かなりの無理をしています。
それでも、どうしても足りなくなったキーを右シフトに割り当てたようです。

まぁ、低コストのキーボードを作ることが狙いだったと思うので、これはこれで良い製品企画だったのかも知れません。

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